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卒業から入社・定着の間にそびえたつ崖【サロンの人材育成】

  • nomade-sdi
  • 2017年12月3日
  • 読了時間: 4分

みなさんこんにちは。ヘアサロンの現場にホワイトボード・ミーティング®をご提案している岡本健一(ホワイトボード・ミーティング®認定講師)です。

今日は新入社員の

人材育成に関するお話です。

高校や専門学校を卒業し、

サロンに入社して定着する。

そのプロセスにあるのは、

「大きなギャップ」です。

目の前にそびえる崖のような。

これを登らなくてはなりません。

卒業するまで学生は、

「お客様」の立場です。

もちろん先生に教えてもらい、

校則やルールを

守る必要はあります。

でもお金を出しているのは

学生側です。

つまり本質的には、

「学生が中心」です。

ところが

入社した瞬間から、

お客様をもてなす

「スタッフ」の立場に。

お客様の満足のために

やると決めたこと

できることは、

「できて当たり前」の世界。

全身全霊を注ぎます。

「お客様が中心」になります。

自分中心から

お客様中心へ。

180°の転換です。

これが登るべき「崖」です。

みんな登ってきた道です。

いま、

この崖(ギャップ)が

どんどん大きくなっています。

学校は少子化で、

学生を確保するのが

本当に厳しくなっています。

そうなると、

「学生中心」がどんどん進みます。

「お客様」である学生が

満足し、

成長し、

楽しい学校生活を

過ごせるよう環境を整えます。

それができなければ学生は集まりません。

一方、

サロンの競争は激化の一途です。

サロンの増加、

ディスカウント化、

ご来店周期の長期化・・・

「お客様」が満足頂けないサロンは

淘汰されていきます。

ますます厳しい目で

サロンの価値を計られる

時代です。

「お客様中心」が

どんどん進みます。

卒業するまでは

「学生中心」が進み、

入社してからは

「お客様中心」が進む。

学生からスタッフへの

ギャップが途方もない高さになっている

カラクリです。

その「崖」を登れた

スタッフを活かせばいいのでは?

昔はそんな「選抜型」でも

成り立っていました。

今はそうもいきません。

少子化は新卒採用にも直撃しています。

貴重な新入社員を、

可能な限り

もらすことなく一人前にする。

「全員育成型」が必要です。

どうすればいいか?

崖(ギャップ)を小さくすることは

できません。

崖を登れる階段やロープを

サロンが準備するしかありません。

ここで気を付けることは、

今のスタッフは、

「その崖を登れたメンバーである」

ということです。

「なんでそんなことまで

サロンがするの?」

「私・俺の時代は

自分で努力してきたけど・・・」

サロンのメンバー全員が

そう思うかもしれません。

だって崖を登れなかったスタッフは、

サロンにはいませんから。

崖を登れたスタッフを活かす

「選抜型」

が成り立つならそれでもいいですが・・・

より多くの新入社員が

途方もなく高くなった崖を

登れるように、

階段やロープを準備する。

そのためには、

新入社員が受け入れられる

場作り。

将来へのキャリアが描ける。

そのための教育体制があること。

そして意欲や、行動を育む

自律型マネジメント。

あたりまえのことを

トコトンやるのが正解かと思います。

ひとつの方法が、

このブログでもお伝えしている

「聞きあい、話し合う」ことを

サロンマネジメントに

取り入れることです。

ホワイトボード・ミーティング®

という手法を活用しています。

卒業から入社・定着までの

崖(ギャップ)が途方もない高さになっていること。

今いるメンバーはみんな、

その崖を登れたから、

そこにいる。

でも今の時代は、

「選抜型」では人材が確保できない。

入ってくる新入社員は

できるだけ大多数が

登れる階段が必要であること。

業界にとっても非常に重要だと感じています。

─・─・─・─・─・─・─・─・─

著者:岡本健一

株式会社ノマド

チーフディレクター

ホワイトボード・ミーティング®認定講師

サロンの営業指導や人事・採用・教育など、幅広く人材育成を中心に組織の土台作りで現場をサポートしています。

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《SDIクラブ フェイスブックページ》

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※ホワイトボード・ミーティング®は株式会社ひとまちの登録商標です

https://wbmf.info/

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