「ジコチュー」?「ジシャチュー」?【サロンマネジメント】
- nomade-sdi
- 2017年10月29日
- 読了時間: 3分

みなさんこんにちは。
ヘアサロンの現場にホワイトボード・ミーティング®をご提案している岡本健一(ホワイトボード・ミーティング®認定講師)です。
「ジコチュー」ってご存知ですか? 『自己中心的な、人、態度』という意味ですね。
先輩の指示をきかない。
忙しいのに周りにあわせて動けない。
レッスン教えても返事ができない。
ちょっと叱っただけですぐイヤな顔する。
朝来てもあいさつしない。
自分が手が空いていても手伝おうとしない。
「あの子って本当にジコチューで困る」
全部ひとことで表現できます。
みんな頭の中で、あぁこんな子なんだなぁ。
イメージできますよね。
便利ですよね。
とくに新入社員や、若いスタッフによく使われる気がします。
「最近の新人はジコチューな子多いなぁ」
最近は・・・というけれど、昔から変わってない、、
ぼやいているベテランも、若い時は似た様なもの、、
そういう話は、ここでは置いておきます。
確かに、ジコチューなスタッフはいるかもしれません。
それは正直言って否定できません。
チームワークやコミュニケーションの状態が良くない。
スムーズに連携がとりづらい。
ギスギスした雰囲気になる。
そんなスタッフも見てきました。
でも、
でも、、
でも、、、
ジコチューという便利なラベルを貼ってしまうことに、
「思考停止の香り」がしませんか?
つまり、安直にこう考えている気がします。
うちの店は悪くない。
ジコチューなスタッフが悪いんだ。
それってジシャチュー(自社中心的)かもしれません。
本当にそのスタッフがどんな子か考えてみたのか。
話を聞いてみたのか。
関わり方や教え方を工夫してみたのか。
何か原因や出来事があったのでは?
その子を取り巻くサロンの環境はどんなものだったのか。
そういうひとつひとつを飛ばしてしまって、
「あのスタッフはジコチューだ」
とラベルを貼っているのなら、
それはジシャチュー(自社中心的)だと思うんです。
人の好き嫌いで仕事をしている、
いつも人のせいにしている。
そんなジコチューな子と何が違うんでしょうか。
究極的には、
仕事はジシャチュー(自社中心的)とも考えられます。
組織の目的や目標に向かうため、
対価を得て労働力を提供するのが
仕事のひとつの側面です。
しかし、
ジコチューには周りに誰もいなくなるのと同様に、
ジシャチュー(自社中心的)には
人が集まらない、
人が育たないのでは?
人がすべてといっても過言ではない、
我々美容室の仕事にとっては致命的です。
「ジコチュー」ってラベルを貼ってしまう前に、
ちょっと立ち止まって考えてみたいです。
あれ、これってジシャチュー(自社中心的)になってない?
サロンとして、できることはあるんじゃないのか?
これからの人材育成のヒントになる気がしています。
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